星槎グループ学校説明会

星槎グループとは、広域通信制の高校を主体としたグループで、かつては宮澤学園と呼ばれていました。

もともとは神奈川県横浜市の「鶴ヶ峰セミナー」と言う塾だったそうです。不登校や中退の子供たち対象に広域通信制の高校を立ち上げ、現在では大学まである星槎グループとなっています。

大きなグループで教育活動も多岐にわたっているから、高校部門を中心に説明を聞いて来ました。

星槎グループにある高校教育学校には似た名前がいっぱいあって非常にわかりづらいです。

なにしろ「星槎学園高等部」「星槎高等学校」「星槎国際高等学校」ですから、よくわかりません。

 

まず、一番新しいのが「星槎高等学校」。この学校は、いわゆる全日制普通科の学校です。一番イメージしやすいかもしれません。横浜の若葉台に校舎があります。ただし、普通の私学と考えるとだいぶイメージが違います。募集要項には、対象生徒として

  • 教育上特別な配慮が必要な生徒
  • 不登校あるいは不登校傾向の生徒

を挙げています。実は、旧教育特区として「必ずしも学習指導要領に沿わなくとも良い」とされて作られた学校なのです。つまり、各個人にあわせて個別指導のような教育が可能ということなのです。教育は生活面や学習面を生徒、保護者、教師が話しあって個別指導計画(IEPというそうです)を作成して行います。2年からは進学コースとキャリアコースに別れ、キャリアコースでは食生活・工業・農業のインターンシップおよび選択授業などで社会人へ導いていく方針です。

中学の時不登校だったけど、やはり高校は全日制普通科に通いたい、でも通えるかどうか心配だ。と言う生徒さんに向いていると感じました。

 

次が「星槎国際高等学校」

この学校は、広域通信制高校です。通信制ですが、各地に学習センターを持ち、そこで週1日からの通学やスクーリングで単位を取りで卒業します。卒業後は、全日制普通科高校の卒業と全く同等の卒業資格を得ることができます。横浜鴨居学習センター、立川学習センター、八王子学習センター、厚木学習センターの先生方のお話を伺いましたが、それぞれのセンターに特色があり、大人数が苦手な場合は少人数のセンターに通うこともあるようです。

説明会には、立川学習センターの生徒さんが来ていて楽しそうに学園生活を語ってくれました。学校見学に行ったら生徒と教師が流しそうめんをやっていてそれを食べさせてもらったというエピソードも披露してくれました。


最後は、「星槎学園高等部」

ここは、前述の「星槎国際高等学校」の技能連携校となっています。この学校に入学すると、同時に国際高等学校にも入学します。学習する場は星槎学園ですが、卒業は星槎国際高等学校になります。現在は、横浜十日市場の北斗校、二宮にある湘南校、横浜駅そばのポートサイト校、大宮校、大磯からバスの奥寺スポーツアカデミーの5校があります。こちらは、サッカー、バレー、野球に力を入れていることです。スポーツにかなり時間を割いても高校を卒業できるカリキュラムが作れるようです。

説明会は1時間半の予定でしたが、高校以外の説明もあり2時間近くかかってしまいました。また、駆け足かつ重複も多く準備不足の印象が強かったのが残念です。

カテゴリー: 学校説明会

コメントをどうぞ

メールアドレス (必須・公開されません)
コメント本文

  • スパム・迷惑コメント投稿防止のため、メールアドレスの入力が必須ですが、公開はされません。何卒ご協力のほどお願いいたします。
  • 投稿いただいたコメントは管理者のチェック後掲載しておりますので、即時には反映されません。


Pagetop