保護者の皆様へ
クルゼミ方式の指導に、ご協力をお願いします。
クルゼミの指導方針は、「自分で考えられる人」を育てるです。
作文指導は、その根幹をつくるものだと考えています。
そのために、ぜひご家庭でも、以下のご協力をお願いします。
1)ご家庭で作文を読んであげて下さい。
子供には、自分の話をきいてほしいという強烈な思いがあります。
作文を書くのは、読んでもらうためです。
読んでもらえると思うから、楽しく、懸命に書けるのです。
作文を書くたびに、きちんと親が読んであげることは、とても大きな励みになります。
ほんの少しの時間しかかかりません。ぜひお願いします。
2)作文を読んだ時に、間違いを指摘しないで下さい。
作文を書けと言われても、何を書いたらいいかわからない。
子供が作文を嫌う一番の理由は、これです。
保護者の皆様にも、覚えのある方が多いのではないでしょうか。でも、子供というのは、いつも自分の話を聞いてほしいと思っています。
それなのに、「何を書いたらいいのかわからない」。
なぜでしょう?
それは、何を書いたらほめてもらえるか。どう書いたら叱られないか。
それが「わからない」のです。
叱られないことを気にするあまり、結局、何を書きたいか、わからなくなってしまうのです。
書きたいことを書いても、叱られたり注意されたりしない、書いたことをちゃんと読んでもらえるとわかると、子供は喜々と作文を書き始めます。
ですから、ご家庭で作文を読んだ時に、文字や言葉遣い、文法の間違いを指摘しないで下さい。
少し時間はかかりますが、クルゼミで、ゆっくり確実に指導します。
安心してお任せ下さい。
3)作文を読んだら、「共感」してあげて下さい。
子供は、ほめないと伸びない、とよく言われます。
でも、「ほめる」という行為は難しいものです。うっかりするとわざとらしくなったりします。子どもはそういうことには敏感で、すぐに気が付きます。
子どもたちにとって文章で心を外に出すことはまだまだ経験不足です。
表現力もつたないので誤読されやすい文章になっています。
思ったとおりに書ける子どもはほんのわずかです。
何を書きたかったのか、きちんと理解するのは、なかなか大変かもしれません。それでも、子供の気持ちをおしはかって、「共感」してあげてください。
「あるよね」「私もそうだった」「そう言えばそうだよね」と自分との共通点を見つけ出して声をかけることで「承認」します。
もし、「共感」出来る部分がなかなか見つからない場合は、作文の一部を音読してあげましょう。そして「う〜ん。なるほどぉ」とか「そおかぁ」と一言。
それだけで、作文力が大幅に伸びます。
4)次回の作文テーマを、ご家庭でも話題にして下さい。(調整中)
クルゼミでは、毎週テーマを決めて作文を書いています。テーマは前の週に教室に掲示すると共にサイトにも掲載いたします。(http://jmfu.sakura.ne.jp/kurusemi/archives/category/theme)
次週のテーマが「ラーメン屋のチラシ」だとしたら、会話の中にさりげなくラーメン屋の話題をいれてみたりして下さい。
何ラーメンが好きだとか、何ラーメンがあったらびっくりするかとか、ラーメンとセットになってるのは、餃子以外になにが嬉しいかとか、・・・
テーマを考えることが辛くならない程度に、会話がはずめば何よりです。
テーマのチェックが面倒なようでしたら、子供に「来週のテーマは何だろうねぇ」と声掛けするだけでも結構です。
※現在テーマの再構築中のため、準備ができたらご案内します。
5)成長を,ゆっくりと見守って下さい。
子どもたちは、生まれてからすぐに日本語の中で育ちます。10年以上かけて培ってきた言語環境が週に1時間の作文指導ですぐに変わることはまれです。最低でも1年はかかります。
国語力は、個人差が激しく、また、客観的に見えづらいものです。が、1年間に毎週テーマを与えられて50本近くの作文を書くと、「ゆっくりと」「着実に」間違いなく変わっていきます。
あせらせたりけしかけたりすることは、かえってマイナスになります。
長い目で、国語力の成長を見守る姿勢をお願いします。
6)ブログへの掲載許可をお願いします。
文章が上達するために大事なことは「人に読んでもらう」ことです。しかし、決まった人に読んでもらうことを前提にするとしだいに、「その人だけにわかればいい文章」になってしまいます。
そこで、クルゼミのブログに掲載することがあります。掲載する際は、個人情報に留意し、個人名ではなく学年性別イニシャルにします。
ブログに掲載するのは、抽選および推薦作で行います。抽選にするのはみんなに「他人に読んでもらう文書を書くこと」を意識してもらう為です。
全員の文を掲載したいのですが、それだけの時間が取れないための措置です。お子様の作文掲載の許可をお願いいたします。